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日別アーカイブ: 2025年11月14日

アースのよもやま話~part7~

皆さんこんにちは
株式会社アースの更新担当の中西です!

 

“あって当たり前”をつくる仕事🏗️

 

 

私たちは普段、何気なく道路を走り、橋を渡り、雨の日でも安心して家で過ごしています。
でも、その「当たり前」の裏側に、必ずと言っていいほど関わっているのが 土木工事 です。

「土木」と聞くと、

「きつい」「汚れる」「重機を動かしている人たち」
といったイメージが先に浮かぶかもしれません💦

しかし本当は、土木工事は
“人が安全に暮らすための舞台”をつくる仕事
派手さはなくても、社会を根っこから支えている存在なんです🌳

ここでは、土木工事がどんな場面で活躍しているのか、
そして現場でどんなことを大切にしているのか、少しじっくり掘り下げてみたいと思います👀✨


1. 土木工事ってそもそも何?🛣️

「建設」と聞くと、

  • 家🏠

  • マンション🏢

  • 店舗やビル🏬

など“建物”を思い浮かべる人が多いと思います。

一方で 土木工事 は、どちらかというと

「建物以外の、人と社会のための“基盤”をつくる工事」

を指すことが多いです。たとえば👇

  • 道路・歩道・交差点・バイパス

  • 橋梁(橋)・トンネル

  • 河川改修・護岸・堤防

  • 造成工事・宅地の地盤整備

  • 下水道・雨水排水・用水路

  • 公園・広場・擁壁・法面(のりめん)

こうした「インフラ」と呼ばれるものの多くが、土木工事の仕事です。
つまり、私たちの生活の “土台” となる部分をつくり、守る役目 を担っているのが土木の世界なんですね😊


2. 道路工事は「車のため」だけじゃない🚗➡️🚶‍♀️

土木の代表格といえば、やはり道路工事。
でも、道路工事の目的は「車が走れるようにする」ことだけではありません。

  • 歩道の整備で歩行者・自転車の安全を守る

  • バリアフリー化でベビーカー・車いすが移動しやすくする

  • 排水性の良い舗装で雨の日の水はねやスリップを防ぐ

  • 騒音対策や、防音壁の設置で近隣住民の暮らしを守る

など、“使う人の目線” に立った工夫 がたくさん詰まっています👣

たとえば、交差点のすみっこにある「スロープ(段差のない歩道の切り下げ)」や、
点字ブロック付きの歩道も、土木工事でつくったもの。

何気なく通り過ぎている場所にも、

「ここを通る人が、少しでも安全でラクに移動できるように」

という工事に携わる人たちの想いが込められているんです✨


3. 見えないところで命を守る“下水道・排水”工事💧

大雨の日、道路が冠水して車が通れなくなるニュースを目にすることがあります。
反対に、どれだけ雨が降っても、何事もなく過ぎていく日もたくさんありますよね。

その裏側で働いているのが、
下水道・雨水排水設備をつくる土木工事 です☔

  • 雨水を素早く側溝・地下の管へ流す

  • 大雨でも溢れにくいように管の太さや勾配を設計する

  • 汚水と雨水を分けて、環境への負荷を減らす

こうした工事を行うことで、

「雨が降っても、生活が止まらない」

状態が保たれています。

排水の工事は、多くが地面の下で行われます。
完成した後はほとんど目に見えませんが、
ライフラインとして24時間365日動き続けている重要なインフラ なんです🕒


4. 災害からまちを守る、河川・護岸・堤防の工事🌊

日本は台風・豪雨・地震が多い国。
そのため、河川や海岸の整備も極めて重要です。

  • 大雨時に川の水位が急激に上がらないよう、川幅を広げる

  • 護岸のコンクリートやブロックで、土砂崩れや浸食を防ぐ

  • 堤防のかさ上げで、洪水時の越水リスクを下げる

これらもすべて土木工事の仕事です。

最近では、
「ただコンクリートで固める」のではなく、

  • 自然環境にも配慮した護岸の形

  • 魚や生き物がすみやすい川づくり

  • 景観に調和したデザイン

を取り入れた “多機能な河川・護岸工事” も増えています🐟🌿

災害が起きたときだけでなく、
何も起きていない日常を守り続けるための土木工事 が、全国の各地で行われているのです。


5. 造成工事は「家が建つ前の大仕事」🏠

住宅地や工場用地などを新しくつくるとき、
いきなり建物を建て始めることはできません。

  • 地盤を調査し

  • 土を切ったり盛ったりして平らにし

  • 雨水や生活排水のルートを整え

  • 擁壁や法面をつくり、崩れにくくする

こうした “土地を建物が建てられる状態に整える工事” が、造成工事です。

造成が不十分だと👇

  • 雨のたびにぬかるむ

  • 家が傾くリスク

  • 土砂崩れや地滑りの危険

など、住む人にとって大きな不安要素になってしまいます⚠️

だからこそ土木の世界では、

「見た目よりも、中身・構造を大事にする」

という考え方が徹底されています。
地盤の締固めや排水計画など、
地味だけれど重要な作業の積み重ね が、
安心して暮らせる住宅地を支えているのです😊


6. 土木工事の品質は“見えない努力”で守られている📏

土木工事は、完成してしまうと中身が見えなくなります。
だからこそ、「施工中の管理」と「記録」がとても大切」 です。

  • コンクリートの強度試験

  • 配筋(鉄筋)の径・本数・ピッチの確認

  • 地盤の締固め試験(密度・支持力)

  • 出来形(寸法)が図面どおりかのチェック

など、さまざまな検査を行いながら工事は進んでいきます。

また、

  • 施工前

  • 配筋完了時

  • コンクリート打設時

  • 完成時

など、要所要所で写真を撮り、
あとから見ても「どう作ったか」が分かるように記録を残します📸

「見えなくなる部分ほど、ていねいに」

これが土木工事に携わる技術者・作業員たちが大切にしている姿勢です💪


7. 住民の方とのコミュニケーションも大事な仕事💬

土木工事は、

  • 道路を片側通行にする

  • 工事車両が出入りする

  • 振動・騒音が発生する

など、どうしても周辺の方の生活に影響が出てしまう工事です。

だからこそ、

  • 工事のお知らせチラシ配布

  • 現場前の掲示板

  • 近隣へのあいさつ回り

  • 通学路への誘導員の配置

など、コミュニケーションや配慮も重要な“工事の一部” だと私たちは考えています🙂

「うるさくて申し訳ないですが、ここができると、排水が良くなって浸水しにくくなります」

など、工事の目的や期間、メリットをていねいにお伝えすることで、
理解・協力を得られるケースも多くあります。

土木工事は、「造れば終わり」ではなく、
地域の方々と一緒にまちを良くしていく仕事でもあるのです🏘️


8. まとめ:土木工事は“未来の当たり前”をつくる仕事🌈

改めて整理すると、土木工事は👇

  • 道路・橋・トンネルで 移動の安全と便利さ をつくり

  • 下水道・排水施設で 衛生的で快適な生活 を守り

  • 河川・護岸・堤防で 災害からまちを守り

  • 造成工事で 人が安心して暮らせる土地の土台 を整え

  • 見えない部分の品質を、地道な検査と記録で支え続けている

という、とても責任の大きな仕事です💪

次に道路を走るとき、橋を渡るとき、
側溝やマンホールのふたを見かけたとき、
少しだけでもその向こうにいる 土木工事に携わる人たちの姿 を思い浮かべてもらえたら嬉しいです😊

土木工事は、
今日の暮らしと、10年・20年先の未来の安心を同時に支える仕事。
これからも私たちは、一つひとつの現場と真剣に向き合いながら、
“当たり前の毎日” を静かに支えていきたいと思います🏗️🌈